2017年9月19日火曜日

神宮司和子展 終了しました





本日をもちまして、神宮司和子展が終了いたしました。
多くの皆さまにお越しいただきまして、ありがとうございます。

当初少し怖いという感覚もあった神宮司作品ですが、会期が経つにつれて、どんどんとかわいく思われてきました。神宮司さんがかわいい人だと分かったからだと思います。

話を聞けば、作品ひとつひとつにストーリーや意図があることが分かります。

最近神宮司さんと電話でよく話しますが、心配と感謝の言葉をたくさんかけてくれる素敵な方です。

神宮司和子展、これからゆっくりと少しずつどこかで巡回できればと思っています。




2017年9月16日土曜日

あと3日





神宮司和子展あと3日となりました。
思いの外たくさんの方々にご覧いただき楽しんでもらえて、とてもうれしいです。
神宮司さん自身にも2日間在廊してもらいましたが、話は尽きませんでした。
人間的にも興味深い神宮司和子さんの絵、お見逃しなく、生でじっくり楽しんでほしいです。


そして、今回制作した作品集『神宮司和子』は松本の大好きな本屋「本・中川」でお取扱いいただくことになりました。見かけたらぜひ手にとってみてください。




2017年9月15日金曜日

急なお知らせ


明日16日に予定していた現代美術講座の「アノニム塾」ですが、
諸事情により中止となりました。

申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。


2017年9月11日月曜日

マジックアワー vol.4 ーうたとウクレレ、フラの夕べー








マジックアワー vol.4 ~うたとウクレレ、フラの夕べ~

Juneさんのうたとウクレレ、春原薫さんのフラダンスによる魔法のようなライブ。
ぜひ多くの皆さまにお楽しみいただきたい、幸せになるアワーです。

ウクレレ&うた June
フラダンス   春原薫

日時 9月18日(月・祝) 18:00start
charge  2000yen(1ドリンク付)

お問い合わせ 0266-75-1658(アノニム・ギャラリー
       flysister42@gmail.com(June)





2017年9月2日土曜日

神宮司和子展 はじまりました






神宮司和子(じんぐうじ かずこ と読みます)展がはじまりました。今回が初個展です。

昨日は山梨より神宮司さんご本人、そして神宮司さんの強力な応援者である美術家の高橋辰雄さん、川口園子さん、アーティストインレジデンス山梨の坂本泉さんもいらしてくださいました。

これだけの協力者が現れて、今回の展覧会につながったことは、ひとえに神宮司さんの絵の力によるものだと思います。すごい絵です。








そして、今回の個展にあわせて、作品集「神宮司和子」を制作いたしました。
矢島光明さんに写真撮影を、satinさんにデザインをしていただき、素敵な作品集ができました。
アノニム・ギャラリー発行の初の冊子です。
ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。







19日までです。
皆さまのお越しをお待ちしています。



2017年9月1日金曜日

9月の営業








9月もげんきに営業中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。



〇9月の展覧会〇
                      
▲9月1日(金)- 19日(火) 神宮司和子 展  →exhibition page

△9月22日(金)- 10月10日(火) 吉田智彦写真展 一万日連続登山に挑んだ男



〇9月のお休み〇
6, 7, 13,  14,  20,  21,  27,  28
水・木曜の定休日です。



〇マジックアワー vol.4 ~うたとウクレレ、フラの夕べ~
Juneさんと春原薫さんによる魔法のような時間。
ウクレレ&うた June
フラダンス   春原薫

日時 9月18日(月・祝) 18:00start
charge  2000yen(1ドリンク付)

お問い合わせ 0266-75-1658(アノニム・ギャラリー
       flysister42@gmail.com(June)





〇9月の「アノニム塾」〇 ※急遽中止となりました!!
美術評論家・小倉正史さんによる月1回の現代アート講座「アノニム塾」。
講師  小倉正史
日時  9月16日(土) 13:30-  
場所  アノニム・ギャラリー
受講料  投げ銭制(千円くらいだとありがたいです)





〇フラダンス教室「Mikinolia ミキノリア」〇 
月2回のフラダンス教室。晴れた日にはアノニム・ギャラリーの庭で踊ります。
講師  春原薫
日時  9月11(月) ・ 25日(月) 10:00-12:00    
場所  アノニム・ギャラリーの庭
受講料  2000円/回 お茶付








2017年8月31日木曜日

神宮司和子展 9/1fri. - 19tue.

会期:2017年9月1日(金)-19日(火)
11:00-18:00 水・木曜は休み








山梨県甲府市に住む神宮司和子の初個展。
統合失調症の病気が私に絵を描かせている、
障害者には障害者の心意気があるという神宮司。
描画を始めてからここ6年の間に描かれた
作品27点を展示いたします。








震える人
                         
神宮司さん
自分自身に、打ち震える人
病気あり、どうにも不安になってしまう時しばしば
褒められると、有頂天になりふわふわと漂い
そして崖からつき落とされる様な不安にまた落ち込む人
その落差の中で、薬の副作用からくる震える手を持ちて描画する
画紙には タバコの煙とコーヒーの滴

神宮司さんには、たくましき生きる力あり
甲府 愛宕山山麓の雑草生い茂る小さな家からヌウと現われる白髪のやまんばの如き眼に光あり
したたかな強さと、
人生への柔らかき姿勢保たんとして
孤独と、病気の原にて
紙とペン持ちて自らを解き放ち
コツコツと持続の作業をする

打ち震える魂と生きぬくたくましさに、祝福あれぞかし


川口園子(山梨・人ねっこアートワーク)








邂逅 ー出会いの時を迎える長い旅ー

 人生は長い旅とは云え、真の出会いはそう多くはない。時間には限りがあり、一期の出会いを気付かないまま見過ごしていることの方が遥かに多いからだ。神宮司和子さんは、たぶん私よりひとつ年下、昭和28年の二月生まれのはずだ。四十数年も前、山梨県のさる短大のキャンパスで彼女と遭遇していたはずなのに、出会ってはいなかった。もっとも後から聞けば、無理もない。国文科の学生だったが、半年ほどしかいなかったらしい。
 大学紛争が激化し東大の安田講堂籠城の実力行使がテレビ中継されていた頃、私が通っていた高校でも授業にならない日が続いていた。神宮司和子さんは、まだ高校生で甲府にいた。そして地元の短大に進学した。住んでいたのは、JR甲府駅の近く。ガスタンクのある踏切の山の上、英和学園がある裏手に当る。駅の構内放送も聞こえるくらいで歩けばすぐだが、車で行くにはずいぶん遠回りしなければならない。家族と共に、ごく平凡に暮らしていたのだろう。だが、時代は目まぐるしく動き出した。

 デザイナー、イラストレーター等々、ともあれ新しい横文字が若者を惹き付けた。理由等ない、それが時代の気分と云うものだ。東京の美術専門学校へ日大の芸術学部へと歩を進めたが、どれも資金が足りず中途半端のまま時が過ぎて行った。やがて来るバブル経済に向け時代は混沌としていた。憧れの仕事への挑戦や異性との出会いを重ねながら、少しづつ少しずつ精神は蝕まれて行ったのだろう。今から想うと、かなり深刻な状況になるまで病状は静かに進んで行った。時代は、三十年ほどあっと云う間に過ぎて行った。気が付けば、親も兄弟も亡くなり郷里にひとり住まいの身の上となっていた。今どき統合失調症の薬の服用は珍しくないが、かなりの長期に渡るはずだ。

 神宮司和子さんが現れたのは、坂本泉さんが主宰する甲府のアートのフリースペース・AIRYであった。展覧会を見に来た白髪の鬼女を、どこかに捨てて来た我が分身を見るようだと坂本は告白した。私も、そう感じたひとりである。時代が変転する中で脱ぎ捨て忘れ去ろうとして来たもの。それはいったい何なんだ!ぐっと、何か感じざるを得ない。それからだ。それぞれの、新たな模索が始まった。

 一緒に皆で展覧会をすること。個人的な手紙のやり取りをすること。AIRYの話題の客人となった彼女。ふとしたきっかけで、私は俳句と絵入りの短歌の往復書簡を一年ほど続けることになった。奇妙な片目の女のイラストが、何と毎日届いた!そして、高橋辰雄第一句集としてまとめられたのが「隻眼の鬼」である。私は難病で体調を壊し医大の眼科病棟に臥せったまま、何とか上程にこぎつけた。句界の住人には訳の分からないヘンテコなものだろうが、ともあれ句集である。詩人の中村みゆきが、おもしろい解説を試みているので、この三者のTRY-UNGLEを是非お楽しみ頂きたい。

 偶然ながら、どこか必然とも思われる経過。神宮司和子さんの営みは次第に広く知れ渡る様になった。まずは、嬉しい事態だろう。障害者のアートに共感する奇特な人。新たなアート表現を真剣に模索する者。流行に乗って一儲けを考える欲張り。カトリック教会の炊き出しの人達。強かな障害者と見ているらしい市の担当者。自分もまた同類の人間だと気付き始めた人。・・・実に様々な人達が、神宮司和子さんの周りに集まり始めた。狼狽えたのは、むしろ彼女の方だった。皆さんにご迷惑をかけたくないと、しきりに電話をかけて来る様になった。
 
 人は長い旅を経て、真の「私」に出会うのだろう。出会いには「他者」を必要とする。それぞれの「邂逅」の場である様な、アノニム・神宮司和子展であって欲しい!


高橋辰雄(美術家・ライター) 2017/8/2